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2017年6月

ツバキ文具店

蒸し暑いですね~。どうでもいいんですけど、昨日私の誕生日だったらしいです。すっかり忘れていました。銀行の営業の人に「おめでとうございます!」といわれたけれど、すごく恥ずかしかった~。照れ隠しに、永六輔が言っていたかな?「誕生日は生んでくれたお母さんに感謝する日なんだよ」という言葉を思い出して、銀行の人に代わりに言ってもらいました。

そんなことはどうでもよくて、小川糸の「ツバキ文具店」です。

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言いたかった ありがとう。言えなかった ごめんなさい。
伝えられなかった大切な人ヘの想い。あなたに代わって、お届けします。

家族、親友、恋人⋯⋯。
大切に想ってっているからこそ、伝わらない、伝えられなかった想いがある。
鎌倉の山のふもとにある、
小さな古い文房具屋さん「ツバキ文具店」。
店先では、主人の鳩子が、手紙の代書を請け負います。
和食屋のお品書きから、祝儀袋の名前書き、
離婚の報告、絶縁状、借金のお断りの手紙まで。
文字に関すること、なんでも承り〼。(帯より)

鎌倉が舞台のこの作品。季節柄読むといいかもしれません。
箸休めのつもりで読んだのですが、思った以上に読み応えがありました。文章自体はとてもほんわかしているんだけれど、行間にある何かの深さを感じさせられました。とても素敵な読後感。NHKでドラマ化されているみたいですが、多部みかこがヒロインなのはちょっと違うような気がする。もっとはすっぱな、少しミステリアスなイメージの主人公だから。

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疾風ロンド

せっかくの日曜日なのに、どんより梅雨空です。でも梅雨時期に雨が降らないと困りますからね~。季節にはそれなりの気候で、でもあまり乱暴にならずにお願いします。

ということで全く季節感なく、東野圭吾の「疾風ロンド」です。

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強力な生物兵器を雪山に埋めた。雪が解け、気温が上昇すれば散乱する仕組みだ。場所を知りたければ3億円を支払え―そう脅迫してきた犯人が事故死してしまった。上司から生物兵器の回収を命じられた研究員は、息子と共に、とあるスキー場に向かった。頼みの綱は目印のテディベア。だが予想外の出来事が、次々と彼等を襲う。(帯より)

面白かったなぁ~。でも映画化されたということは、あのキャスティングでは原作とはかなり違っているのでは?と思ってしまいました。映画見ていないのでわかりませんが。 それはさておき、ゲレンデのシーンでユーミンの曲が脳内でリフレインしてしまっているのって、バブル世代なのでしょうか?とにかく面白い1冊でした。

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室町無類

今日はすごい雨でした@関東地方。ようやく梅雨らしくなったかな?と思いきや、明日はまた夏日。なかなか体力的につらいですね。

ということで、垣根涼介の「室町無類」です。

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腐りきった世を変えてやる。前代未聞のたくらみを一本の六尺棒で。超絶クールな大傑作エンタテインメント。 応仁の乱前夜、富める者の勝手し放題でかつてなく飢える者に溢れ返った京の都。ならず者の頭目ながら骨皮道賢(ほねかわどうけん)は権力側に食い込んで市中警護役を任され、浮浪の徒・蓮田兵衛(はすだひょうえ)は、ひとり生き残った用心棒を兵法者に仕立てようとし、近江の古老に預けた。兵衛は飢民を糾合し、日本史に悪名を刻む企てを画策していた……。史実に基づく歴史巨篇(帯より)。

ボリュームに圧倒されましたが、とても面白く読めました。後半よりも、前半のほうが人間臭さが描かれてよかったと思います。後半はちょっとだらだら気味かな。

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十二人の死にたい子どもたち

日曜日はゆっくり本を読もうと決め込んでいたのですが・・・結局1日何をしていたのでしょうか?

ということで、冲方丁の「十二人の死にたい子どもたち」です。

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廃業した病院にやってくる、十二人の子どもたち。建物に入り、金庫をあけると、中には1から12までの数字が並べられている。この場へ集う十二人は、一人ずつこの数字を手にとり、「集いの場」へおもむく決まりだった。
  初対面同士の子どもたちの目的は、みなで安楽死をすること。十二人が集まり、すんなり「実行」できるはずだった。しかし、「集いの場」に用意されていたベッドには、すでに一人の少年が横たわっていた――。
  彼は一体誰なのか。自殺か、他殺か。このまま「実行」してもよいのか。この集いの原則「全員一致」にのっとり、子どもたちは多数決を取る。不測の事態を前に、議論し、互いを観察し、状況から謎を推理していく。彼らが辿り着く結論は。そして、この集いの本当の目的は――。(帯より)

タイトルがね~~、なんともこのご時世にどんなもんなのか。特にネットでは。それはさておき、冲方丁の現代ミステリーとは珍しい感じ。全体的にダラダラ感は否めなかったけれど、なんとなく帰着点が見えてくると面白かったです。この作品は舞台化すると面白いかも。ラストは「やっぱりね」でした。

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夜行

今日はひんやりとした、というか寒かった関東地方でした(一応その日の情報なども書かないと、手抜きしていると思われてしまうので・・・←すでに手抜きなんですけどね)

ということで、森見登美彦の「夜行」です。

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僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。

  私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。
十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。
十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。
夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。
私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。
   旅の夜の怪談に、青春小説、ファンタジーの要素を織り込んだ最高傑作!
「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」 (帯より)

森見作品はいくつか読んでどれも合わなかったのですが、これは比較的すんなり入ってきました。もちろん森見の特徴的な「とらえどころのない不思議」は健在で難解ではあるのですが、ホラーテイストも前面に出ていてぐいぐい引き込まれました。でもやっぱり思い返すとつかみどころがなかったような印象。不思議な世界観です。

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雪煙チェイス

全く季節はずれの東野圭吾の「雪煙チェイス」です。

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殺人の容疑をかけられた大学生の脇坂竜実。彼のアリバイを証明できる唯一の人物―正体不明の美人スノーボーダーを捜しに、竜実は日本屈指のスキー場に向かった。それを追うのは「本庁より先に捕らえろ」と命じられた所轄の刑事・小杉。村の人々も巻き込み、広大なゲレンデを舞台に予測不能のチェイスが始まる!どんでん返し連続の痛快ノンストップ・サスペンス(帯より)。

いや~~、やっぱり面白いですね。力みがなくほどほど好きなことを書いているところがいい感じでした。ミステリーの部分もちゃんと作りこんでいるし、何よりスピード感がいい。そしてラストまでいろいろな部分で思わせぶりが続く。 ただ個人的には、東野圭吾のスノボ好きすぎレベルが強すぎて、いる意味嫌味(私の僻みなんですけどね)。 でもそれでも面白かったです。季節はずれですが、来シーズンこそゲレンデに行きたいです。

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ウィンターホリデー

もうすぐ夏だというのに、坂本司の「ウィンターホリデー」の紹介です。

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元ヤン&ホスト→宅配便ドライバーの父+しっかり者の小学生の息子
一人から二人、そして仲間と……大人気「ホリデー」シリーズ第二弾!

元ヤンキーで元ホストの大和と突然現れたしっかり者の息子・進のひと夏の絆を描いた『ワーキング・ホリデー』、その待望の続編!
冬休みに進がやって来るのを心待ちにしつつ、自分の知らぬ間に女手一つで頑張っていた元恋人で進の母親・由希子のことが気にかかって仕方ない大和。しかし、クリスマス、お正月、バレンタインとイベント盛り沢山のこの季節は、トラブルも続出で……。(帯より)

年末年始に読んだ本です。相変わらず面白かったな~。読了するのがもったいないくらい。新たなキャラも登場したり、後半には・・・。もう、楽しくて、楽しくて。 それにしても今時「夜露死駆」はなんともはや・・・。昔のヤンキー仲間を、ぜひともレギュラーとして登場させてほしいです

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月の上の観覧車

とっとといきます。

荻原浩の「月の上の観覧車」です。

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閉園後の遊園地。高原に立つ観覧車に乗り込んだ男は月に向かってゆっくりと夜空を上昇していく。いったい何のために? 去来するのは取り戻せぬ過去、甘美な記憶、見据えるべき未来――そして、仄かな、希望。ゴンドラが頂に到った時、男が目にしたものとは。長い道程の果てに訪れた「一瞬の奇跡」を描く表題作のほか、過去/現在の時間を魔術師のように操る作家が贈る、極上の八篇。(帯より)

「トンネル鏡」「レシピ」「月の上の観覧車」が好きです。 荻原作品は心を穏やかにさせてくれるのが特徴だと思うのですが、この短編集では切なさが強い印象をうけました。「めでたし、めでたし」を期待していたので少し違う印象でしたが、別の機会に読むとまた違う感想になるかも。

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いまさら翼といわれても

ご無沙汰しております。ちゃんと生きています。特に読書感想文ですよ、もーーーー、たまりにたまっているんですけどね。ここはようやく生活に一段落ついたので、せっせとタイトルだけでも記録します。

そんなわけで、何の因果か米澤穂信の「いまさら翼とよばれても」です。

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神山市が主催する合唱祭の本番前、ソロパートを任されている千反田えるが行方不明になってしまった。夏休み前のえるの様子、伊原摩耶花と福部里志の調査と証言、課題曲、ある人物がついた嘘―折木奉太郎が導き出し、ひとりで向かったえるの居場所は。そして、彼女の真意とは?(表題作)。(帯より)

もう、全く記憶に残っていません、ごめんなさい。
一応別の本のSNSに残っている一言から。

「古典部」シリーズはどうも苦手みたいです。 この作品も、肝心のタイトル作がイマイチピンと来なかったのが最大のネックでした。

という感想らしいです。苦手だったみたいです。

ではまた次回をお楽しみに。

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